投資家の平均リターンは思ったより悪い、という面白いデータを見つけたので紹介します。
資産クラスごとの20年リターン
紹介するデータはこちら。
Insiderの記事より、資産クラスごとのリターンを20年間(1993年-2013年)のデータから可視化したグラフです。
「平均的な投資家」(図中赤グラフ)は、S&P 500などの指数はもちろん、米国三ヶ月債券の利回りをも下回っている様子がわかります。
人間は本能から利益より損を避けたがる認知バイアスを持っており、「高値で買って安値で売る」を繰り返してしまう...とはよく聞きますが、このデータからも平均的な人間の裁量の難しさが伺えます。
余談: 日本株式のリターンはもっと悪い
さてこのグラフですが、よく見ると"Japan"が登場しています。
なんと、ここで取り上げられている資産クラスのうち、最下位です。
「失われた30年」とはよく言いますが、こうして数字で見ると悲しいものがありますね。